2014年12月19日金曜日

身内を尊敬出来る幸せ

私は主人を尊敬しています。
彼は4年ほど前から、原因不明の体調不良が続き、今年の春に鬱病と診断されました。
主な原因は仕事からくるストレスと思われました。医師はすぐに仕事を辞めるか、
しばらく休むように勧めましたが、彼は仕事を続け通院しながら治したいと主張しました。

表面化する症状は、気管支炎のような激しい咳や鼻水、原因不明の背中や腰や足の痛み、
不眠、寝ても寝ても襲ってくる眠気とダルさ、無気力感、突然襲ってくる激しい腹痛と
腸炎のような下痢、たちくらみ、などなど。
色んな病院に行って検査しましたが、特に問題はなく、ずっとずっと原因を探していたので、
鬱病と診断された時は、原因が分かったことに少し安心さえしました。

このように、私にはとうてい我慢できないような症状を抱えつつ、ずっと休まずに、
人一倍働いています。

彼は頭もいいし、仕事も出来ると思いますし、非常に尊敬されるべき人なのですが、
私からすると、その職場環境により軽んじられているように感じました。
業務内容や拘束時間も年々、過酷さを増しています。
そんな中でも、彼は腐らず威張らず、不平不満を言わず、ひたすら改善を探して、
頑張っています。
最近は、ようやく周りも彼の存在の大きさに気付いてきているように、感じます。

鬱病は心のカゼ、というそうです。
私達はイヤなことがあった時、音楽を聞いたり、好きな物を食べたり、
友人や恋人に話したりして、リフレッシュしてまた元気になったりします。
あまりにもストレスが次々とやって来たりして、そうやって、
自力で元気になれなくなった状態が鬱病です。

真面目で、優しくて、思いやりのある彼だからこそ、なってしまったのだなぁ
とも思います。
そして、仕事を休まずに病気を克服出来たら、また自信がつく、と言っています。

驚くほど自分に厳しく、人に優しく、本当に心から尊敬する人です。
いつか彼が元の体調に戻ったら、あんなこともあったね〜と笑って話そうと思います

全ては自分の中にある、を体現している人、こんなに身近にいた!(笑)

沢山の幸せがあなたを包みますように